こんにちは、かおです。
先日、愛知県警の防犯講座に参加してきました。

聞いて驚いたのは、愛知県が全国でも泥棒の被害総額ワースト1位ということ。
理由はシンプル。
人口が多く、車社会で、逃げやすい。
つまり、狙いやすい環境がそろっているというわけです。
耳で聞きたい人は無料ラジオもあるよ

「まさかうちが」は、もう通用しない時代
泥棒が狙うのは“意外な場所”
愛知県警のデータによると、被害の約6割が窓からの侵入なんだそうです。中でも、泥棒が好むのは「掃き出し窓」。
掃き出し窓(はきだしまど)とは、床の高さまである大きな窓のことです。

また、1階からの侵入が多いですが、実は2階から入られるケースも2割。
え?2階?と思いますよね。
実際、外に脚立が置いてあったり、カーポートの屋根を伝って上がれる家も多いそうです。
「登れる家」は狙われる家。
これ、警察の方が強調していました。
愛知県の泥棒・地域別に見る傾向
- 名古屋市の中区は、マンション被害が多く95%が玄関からの侵入。
- 戸建てエリアでは、窓がメイン。
- 三河地方では、「鍵をかけていなかった家」が約半数。
つまり、鍵を閉めるが一番の防犯。
当たり前だけど、意外とできていない家庭が多いんです。
愛知県警が教えてくれた、効果的な防犯対策
警察の方いわく、「音よりも“光”と“見られている感”が泥棒を遠ざける」とのこと。そして進入までに時間を稼ぐこと。
おすすめの対策はこの3つ
- 窓の強化 → ガラス破り防止シートで時間稼ぎ。5分時間を稼ぐ方法を。
- 防犯カメラ・センサーライト → 光を嫌う泥棒にはこれも効果的。
- 外の脚立・棚を片づける → 2階侵入を防ぐために“登れる足場”をつくらない。
防犯カメラは、音声で相手を威嚇できるものを。
外出時に不審者を確認したら、アプリ経由で声を出し、犯人を威嚇したり追い出すことができます。
かおちなみに、昔よく聞いた防犯砂利は、「最近は時代に合わなくなってきている」とのことでした。
車の盗難にも注意
愛知県は、自動車盗難も全国上位。
特に狙われやすい車種はこの4つ。
- アルファード
- ランクル(ランドクルーザー)
- レクサス
- プリウス
4台に1台がこの中のどれか。
しかも最近は、鍵を使わず電子データを読み取ってエンジンをかける手口が主流です。
つまり、「鍵を隠せば安心」という時代ではありません。
愛車を守るには、ハンドルロック・GPS追跡装置・車庫保管が現実的な対策です。
犯罪の数は減っても、手口は巧妙に
10年前に比べると、自動車盗難の件数は4900件 → 1235件まで減っています。
でも、その代わりに増えているのが「特殊詐欺」。
しかも、今は若い世代の被害も多いんだそう。「自分は関係ない」と思ったときが、一番危ない。
SNSやメールなど、生活の中にも“入り口”はたくさんあります。
まとめ:防犯は「怖がること」ではなく「暮らしの整え方」
防犯って、ちょっと硬く聞こえるけど、本質は“安心して暮らすための仕組みづくり”。
窓を強くする。
光を当てる。
登れる足場をなくす。
鍵をちゃんと閉める。
それだけで、できることはたくさんあります。
愛知県で家づくり中の方へ


もしこれから家を建てる方は、「デザイン」や「性能」だけでなく、“安全に暮らせる家づくり”も、少し意識してみてください。

