吹き抜け、寒くないですか?
電気代、すごいことになるんじゃない?
窓がやたら多く、吹き抜けの我が家。打ち合わせのころ、私がいちばん心配していたのもそこでした。OB訪問で吹き抜けありの自宅見学させてもらったら必ず「寒くないですか?暑くないですか?」って聞いてましたからね。
でもね。2年住んでみて「えっ、そこ!?」となったのは、寒さでも電気代でもなかったんです。
26坪の小さな家に5人で暮らしている、かおです。よく質問をいただく吹き抜けについて、住んでみたリアルを正直に書きます🌿
心配していた「寒い・暑い・電気代」は、意外と大丈夫でした
我が家は窓が多くて、そのうえ吹き抜けもあります。「エアコン、ちゃんと効くのかな」って、みなさん以上に本気で心配していました。
結論から言うと、この3つは意外と大丈夫でした。
- 1階はエアコン1台(2階にも1台)
- 基本は24時間つけっぱなし
- 去年の夏の電気代は15,745円
玄関を入った瞬間「すずしい」って言われることのほうが多いです。賃貸のときにあった隙間風みたいなのも、まったくないので窓のサッシにはこだわってよかったなと。
ちなみに正直、我が家の性能はめちゃくちゃ高性能!という数値ではありません。それでも今の家って本当にすごいなと思います。

逆に言うと、吹き抜けのある家こそ、断熱と気密はこだわっておいたほうがいいということでもあります。ここが弱いまま吹き抜けだけ作ると、たぶん想像どおりの後悔になります。
じつは吹き抜けは、暑さより「寒さ」のほうが出やすい
ここまで読むと「じゃあ全然平気じゃん」となりそうなので、正直に足しておきますね。我が家が大丈夫だったのは、条件がそろっていたからだと思っています。
というのも空気には性質があって、暖かい空気は軽いので上にのぼり、冷たい空気は重いので下にたまります。吹き抜けに当てはめると、こうなります。
- 夏:冷房の冷たい空気は下りてくるので、過ごす時間の長い1階は意外と効く(暑くなりやすいのは2階)
- 冬:せっかく暖めた空気が上にのぼって、1階の足元に冷たい空気が残る
つまり吹き抜けで困りやすいのは、夏より冬なんです。
「吹き抜け=夏困りそう」のイメージのほうが強いと思うんですが、実際に効いてくるのは寒さのほう。
かお実は最近、冬が寒すぎて吹き抜けを塞ぐリフォームの見積もりを取っている、という話を聞きました。そのお家は、我が家より吹き抜けのスペースが大きいですが。
吹き抜けが大きいほど、上に逃げる空気の量も増えます。だから同じ「吹き抜けあり」でも、家によって体感はまったく違うんですよね。
ここでも結論は同じで、吹き抜けを作るなら、断熱と気密を先にちゃんとやる。順番はこっちが先です。そのうえで、空気を回す仕組み(我が家にもあるシーリングファンなど)を暖房の計画とセットで相談しておくと安心だと思います。
で、何より住んで一番びっくりしたのは「音」でした
吹き抜け歴2年弱。一番感じるのが
音。音が、めちゃくちゃ響きます。
どれくらいかというと、住む前に想像していたのが10だとしたら、実際は40〜50でした。
イメージしやすく言うと、体育館みたいな感じ。リビングで話した言葉がふわっと反響するんです。音ってこんなに響くんだ、って正直おどろきました。
ママ、今下にいる? それとも上にいる?
子どもによく聞かれます。夫にも聞かれます。2階から呼ばれた声なのか、1階から呼ばれた声なのか、私も分からないくらい近くに感じるんですよ。
なんなら間違えることも何度もありました。
子ども同士がケンカしてるときも同じです。聞きたくないな〜と思ってる声ほど、よく届く(笑)
だから正直に言います。音に敏感な方、静かに落ち着いて暮らしたい方には、吹き抜けはおすすめしません。
ただし音は、打ち合わせの段階でけっこう減らせます
- 個室のドアを遮音性の高いものにする
- 最近は遮音タイプの引き戸もあります
- 間取りで逃がす(LDKは響くけど、ドアを閉めた個室は気にならない形にする)
「うちの間取りだと音ってどうなりますか?」と設計の段階で聞いてしまうのがいちばん早いです。住んでからでは、ここは動かせないので。
打ち合わせに戻れるなら直したいのは、シーリングファンの位置
音とは別に、地味に「あぁぁー」となっているのがこちら。


照明に被らないように、シーリングファンをわりと端のほうに付けたんです。その結果、掃除がしにくい。
あと、よく聞きませんか?「回ってるからホコリはつかない」説。



うち、めちゃくちゃつきます(笑)
しかもキッチンからそんなに遠くないので、ちょっとベタッとしたホコリになるんですよね。これが取りづらい。
最近やっと、羽を固定して掃除できるグッズを見つけて買いました。位置は後悔したけど、道具でカバーはできています。


こちらです!なんて画期的。。。


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安定のアズマさんですね。めっちゃ使いやすいと思ってたモップもメーカー見たら、アズマさんだった。
2階の窓の掃除も、先に考えておくと安心
吹き抜けを作ると、高い位置に窓ができます。そこの掃除をどうするか。
我が家はキャットウォークとベランダがあるので、内側は手が届きます。1階から何かを伸ばして拭く必要はありません。
ただ、外側は正直やりづらいです。ここは今も「みなさんどうしてますか?」って聞きたいところ☺️
それでも、我が家に吹き抜けは必要でした
ここまで後悔の話をしておいてなんですが、家を建て直すとしても、私はまた吹き抜けを作ります。
理由はひとつで、閉塞感のある家がとにかく嫌だったから。
天井が高いこと。緑が見えること。視線が抜けること。この解放感の優先順位が、我が家ではめちゃくちゃ高かったんです。
音が響くのも、掃除がしにくいのも本当。でも夜、寝転んで「吹き抜けいいね」って言ってるのが私だけじゃないんですよ。夫も子どもも言う。



それを聞くたびに、やっぱり我が家に吹き抜けはなくてはならなかったんだなと思います。
「26坪なのに吹き抜け?部屋にしたら?」への答え
これ、けっこう言われます。吹き抜けなんて広い家の人がやること、その面積で部屋を作ったほうがいいんじゃない?って。



本当にそうだよね、と思います。面積に余裕があるなら。
ただ我が家の場合、建ぺい率と容積率の関係で吹き抜けをやめても床面積は増やせません。あの部分に床を張って部屋にする、ということができないんです。
もし吹き抜けを作らない設計にしていたら、間取りごと変わって、もっとギュッと詰まった1階・2階になっていたはず。
だから土地の条件にもよるけれど、コンパクトな家こそ「視線が抜ける設計」に力を入れると、広さ以上の解放感が出ます。吹き抜けを作る作らないに関わらず、ここは声を大にして言いたいところです。
吹き抜けで迷ったら、見るのはこの3つ
| 見るところ | 我が家の実際 | 打ち合わせで聞くこと |
|---|---|---|
| 温度・電気代 | 夏15,745円・24時間稼働で快適。ただし出やすいのは冬 | 断熱と気密の数値、冬の暖房計画 |
| 音 | 想像の4〜5倍響く。ここが本当の後悔 | 個室のドアの遮音、間取りでの逃がし方 |
| 掃除 | シーリングファンの位置を失敗 | ファンの位置、高い窓に手が届くか |



この3つに対して「うちはどうかな」を考えてから、採用するかしないかを決めるのがいいと思います。
まとめ|吹き抜けの正解は、好みで変わる
吹き抜けって、いらない派と欲しい派がはっきり分かれるものだなと思います。でも家づくりって、極端に言えば自己満。自分の好きを形にしたものがマイホームだと思っています。
だから「欲しいな」と思うなら、私はつけたらいいと思います。その代わり、
- シーリングファンは掃除しやすい位置に
- 音は想像以上に響く前提で、対策を打ち合わせで話しておく
- 寒さが出るのは冬。気密と断熱を先に、暖房の計画もセットで
この3つをカバーしておけば、吹き抜けはちゃんと「作ってよかった」になります☺️
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