東海エリアで家づくりを考えると、分譲や土地情報の中でよく目に入るのがウッドフレンズ。
「コストを抑えられるらしい」
「名前からして木を使ってそう」
そんなイメージはあるものの、実際どんな家なのかは分かりにくい…。
そこでこの記事では、ウッドフレンズの特徴を公式情報をもとに整理し、強み・注意点・他社との違いを中立的にまとめました。
かお東海の工務店で家を建てた施主です。SNSで家づくりのことを発信しながら、相談もいただいています。
1. ウッドフレンズのコストを抑えやすいのは 「仕組み」
ウッドフレンズは、
原木の仕入れ → 工場での製材・パネル加工 → 現場施工 → 販売
までを一貫して行っています。
一般的に複数段階ある木材の流通を簡略化しているため、中間コストが乗りにくく、その分価格が抑えやすい体制です。
また、自社工場でパネルを生産することで、
現場の施工精度を安定させやすいのも特徴です。
さらに、家のパーツをレゴみたいに工場で作ってから現場に運ぶ 。



有名な一条工務店だと“ほぼ全部” 工場で作る、性能特化の家。ウッドフレンズはそのパーツバージョン。
2. ウッドフレンズの性能
●耐震
- 耐震等級3(標準)
- 木造軸組 × 2×4 の良い部分を組み合わせたパネル工法
- 接合部は金物で補強
- “繰り返しの揺れ” への強さも意識した構造
日常的に安心して暮らすための性能としては十分な内容です。
●断熱
- 一般的な住宅の約2倍の断熱性能(標準)
- 長期優良住宅の基準を上回る
- グラファイト入りEPS断熱パネル
- Low-E複層ガラス+アルゴンガス入り
- 工場で断熱材を加工するため、隙間ができにくい
“極端に高性能”というより、普段の光熱費や暮らしやすさを考慮した、バランスの良い仕様です。
3. デザインと間取りの傾向
- シンプル・ナチュラル系が多い
- 分譲は街並みに統一感がある
- 完全自由設計というより、選択式で効率的に決められる印象


大幅なカスタマイズよりも、
整った標準仕様をベースに家づくりを進めたい方に向いています。
4. ウッドフレンズが合う人と、そうでない人
ウッドフレンズと相性が良いタイプ
- コストを抑えたい
- シンプルな外観や落ち着いたデザインが好き
- 造作より、標準仕様でスムーズに決めたい
- 工場生産の安定した品質に安心感を持ちたい
他社も合わせて検討したいタイプ
- 自由設計でデザインにこだわりたい
- 造作家具やオーダーキッチンに憧れる
- 標準の性能をもう少しこだわりたい



どちらが良い悪いではなく、価値観や優先順位によって合う会社が変わるというイメージです。
5. 東海エリアの他社との比較
| 会社名 | 特徴 | 自由度 | 性能 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ウッドフレンズ | 自社一貫体制 | やや低い | 中〜やや高い | 抑えやすい |
| クラシスホーム | デザインが強い | 高い | 中〜高 | 中 |
| アールギャラリー | デザインと価格のバランスが良い | 中 | 中 | 少し高め |
| アッシュホーム | 性能と価格が整っている | 中 | 高め | 中 |
| アイ工務店 | 性能特化(高断熱・高気密) | やや低い | 高い | 高い(最近) |



ざっくりの立ち位置としては、ウッドフレンズは 「総額・性能・品質のバランス重視派」 に向く会社です。


まとめ
ウッドフレンズは、
- 原木からの一貫体制
- 工場生産による安定品質
- 耐震等級3
など、必要な部分をしっかり押さえつつ、総額を抑えやすい家づくりが特徴です。



標準を上手く活かして住みやすい家を建てたい方には、検討しやすい会社だと思います。
ウッドフレンズ、建売で私は知りました。
もし、今検討中だけど、決め手が足りないな、、、と言う場合は、東海エリアの似ている建築会社と比べたほうが自分の軸が見つかりやすいです。
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